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執筆者の写真Yasushi Kuroiwa

「軟調スタートも、買いスタンスを維持」~5/27(朝刊)

 昨日の米国株式相場は上昇。ダウ工業株 30 種平均は 10.59 ドル高の 34323.05、ナスダック総合指数は 80.82 ポイント高の 13738.0 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 28500 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は軟調スタートを想定。下値を試すものと思われる。


 昨日の米国株は上昇したものの、基本的には買い手掛かり材料に乏しい。足元で順調なリバウンドが継続していただけに、投資家はいったん利益確定売りを出すと見られる。

 ただ、米長期金利は 1.5%台に落ち着いており、為替も1ドル=109 円台での推移。決して投資環境は悪くない。日経平均のチャートも「強気形状」を維持しており、売り一巡後は押し目買いが入ってくるだろう。基本的には上方の窓まで 700 円程度の上昇余地がある。売り先行となれば「買い妙味」が増すことになり、徐々に押し目買いの動きが集まってきそうだ。


 市場が気にしているのは、「次の一手」である。強行オリンピックのあとの状態だ。緊急事態宣言の継続、ワクチンの遅れなどを受けて「菅政権」に三行半が突きつけられるのは必至の情勢。その後の「景色」を模索することになる。ここで視野が開ければ、投資家は楽観論に傾くことになる。それが「株高」につながるわけだが、果たしてそうスムーズに行くものか。「政局」になれば、市場は不透明感を嫌気して「売り」を出すことになるだろう。その辺の強弱感を見ながら、投資スタンスを変化させなければならない。今は「買いスタンス」を維持し、それらを見極めることになる。

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