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執筆者の写真Yasushi Kuroiwa

「買い先行、強気相場がより鮮明に」

先週末の米国株式相場は上昇。ダウ工業株30種平均は399.64ドル高の29479.81、ナスダック総合指数は119.70ポイント高の11829.29となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は25630円付近での推移。したがって、本日の東京株式相場は堅調スタートを想定。上値を試すものと思われる。


 先週末の日経平均は売り一巡後に下げ渋る形。下ひげが出現しており、押し目買い意欲が強いことを示唆している。安心感の強いチャート形状であり、上昇相場は継続しているとみられる。本日は買い先行となることで、その強気相場がより鮮明になるだろう。


 


 外国為替市場ではやや円高が進んでいるが、日本株への影響は限定的だろう。米国株式市場ではS&Pが史上最高値を更新。東アジアの経済圏が発展するためのRCEPの署名が行われており、中国経済の発展が日本に好影響を与える可能性もある。同時にバイデン氏が新大統領になることで、中国への政治圧力も緩和される可能性が高い。また、中国からの工作機械受注は劇的な改善。日本株の設備投資、機械株などが恩恵を受ける可能性が高く、全体相場を押し上げるだろう。基本的には買い戻し主導の持続性の高い相場であり、投資家はその上値メドを自ら決める必要はない。相場はオーバーシュートするのが当たり前であり、そのつもりで対処したい。



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