昨日の米国株式相場は上昇。ダウ工業株 30 種平均は 199.42 ドル高の 32619.48、ナスダック総合指数は 15.79 ポイント高の 12977.68 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 28890 円付近での推移。したがって、本日の東京株式相場は堅調スタートを想定。上値を試すものと思われる。
注目のバイデン大統領の演説は、予想外のものであった。インフラ投資や増税に関して言及があると予想されていたが、実際には「ワクチン接種倍増」というものであった。投資家はそれを素直に好感し、主要株価指数はプラス圏へと浮上。経済正常化への期待が高まる展開となった。
米国の 7 年債の入札は低調であった。それでも長期金利はほとんど上昇しておらず、そこが好感された面もある。足元の急激な金利上昇は回避されており、それが買い安心感につながったようだ。
日経平均の日足チャートでは、窓を空けて上昇することになりそうだ。もし、窓上限(28995.92 円)に到達することになれば、ここで窓と株価の位置関係が逆転。改めて下落しやすい需給となる。ただ、大引けまでこの窓をキープすることになれば、チャートは一転して強気形状に。上昇しやすい状況となる。投資家は「売りポジション」を持ちながら、その強弱感を見極める局面となる。
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