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執筆者の写真Yasushi Kuroiwa

「いったんリバウンド、基本は戻り売りスタンス」~1/29(朝刊)

更新日:2021年1月29日

 昨日の米国株式相場は上昇。ダウ工業株30種平均は300.19ドル高の30603.36、ナスダック総合指数は66.56ポイント高の13337.16となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は28350円付近での推移。したがって、本日の日経平均は反発スタートを想定。上値を試すものと思われる。


 ただ、昨日の日経平均は窓を空けて下落。弱気相場に突入しており、一転して先安観が強まっている。上方には新たなファンダメンタルズの壁が出現しており、当面は上値を抑えるとみられる。本日は買い先行が予想されるものの、この壁の付近では売り圧力が強まりそうだ。



昨日の急落によって出来高が増加したことで、短期的にはリバウンドしやすい状況にはあった。本日はその通りの動きとなり、日経平均は上方の窓を埋めるだろう。


 焦点となるのは、この窓の埋め方。窓上限(28542.00円)では強い達成感が漂うため、短期的にはこれ以上の上昇は期待できない。買い一巡後に急速に上値が重くなる可能性があり、投資家は細心の注意を払う必要があるだろう。


 現在の場面は、基本的には「戻り売り」である。チャートは事実上の「ダブルトップ」を形成。天井到達感の強い形となっており、何かと戻り売りが出やすい。寄り付きで窓空けとなるのか、また、それを終値ベースで維持できるか――その辺も焦点となりそうだ。もし、窓空けとなれば、チャートは再び強気形状へと転じることになる。昨日の急落が「ダマシ」ということになり、投資家は改めて買い姿勢に転じなければならない。本日のところは「売りスタンス」を維持しながら、「引け味」を確認するということになる。


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