昨日の米国株式相場は下落。ダウ工業株 30 種平均は 430.97 ドル安の 33082.38、ナスダック総合指数は 248.31 ポイント安の 13059.47 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 30735 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は軟調スタートを想定。下値を試すと思われる。
日経平均の日足チャートでは昨日、窓を空けて下落。弱気相場が鮮明となっており、先安観は非常に強い。下方の窓に到達したことで、一定の調整一巡感は漂っているが、本日の寄り付きはそれを無視する形。さらに下押しすることになりそうだ。
株価の下落の背景となっているのが、長期化する米利上げである。米ハイテク株に売りが出やすく、日本株も軟調な推移を強いられそうだ。あとは1ドル=150 円にワンタッチしたドル・円相場。ここでいったん上値が抑えられたものの、再びトライすることになりそうだ。投資家は「為替介入」を警戒しており、これが株買いを見送らせる要因にもなっている。
このような状況では投資家は「売りポジション」を維持せざるを得ないだろう。基本的に相場は下向きであり、軸の傾きを強く感じる。現在は依然として「通常モード」であるが、いつ「異常モード」に変化するか分からない。投資家は最大限の警戒をもって、この弱い相場に対峙する必要がありそうだ。「この辺が底だろう」という安易な気持ちは持たずに、ここはシビアに対処したいところ。
【本日のレポート銘柄】
ネクステージ<3186>
楽天グループ<4755>
東京電力 HD<9501>など
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