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執筆者の写真Yasushi Kuroiwa

「窓空け上昇、いったん急落リスクは後退」~5/21(夕刊)

 本日の日経平均は 219.58 円高の 28317.83 円で取引を終了した。朝方から買い優勢となり、上値を試す展開。ただ、買い一巡後は上値が重くなり、材料不足の感は否めなかった。本日は週末ということもあり、買い手控えムードが強かったのだろう。


 日経平均の日足チャートでは、十字足が出現。強弱感の対立を示唆しているものの、わずかに窓を空けて上昇。強気相場に転じており、一連の下落相場はいったん終了となった。

 今後、目指すのは上方の窓(29289.12 円―29346.14 円)であり、十分な余地がありそうだ。本当に底入れしていれば、そう動くべきであり、現時点ではそれを前提にトレードするしかない。


 もちろん、「ダマシ」となる場合もあるだろう。そのときには、再び「窓空け下落」などの明確な売りサインが出るに違いない。アイランド・リバーサル(離れ小島による相場反転のサイン) が出現し、先安観が一気に強まることになるのだろう。


 とりあえず暴落が杞憂に終わったことで、市場には安心感が漂っている。明確な買い材料はないものの、仮想通貨のさらなる下落といった悪材料が後退。いったん押し目買いの動きが優勢となった。投資家はいったん「買いポジション」に転じ、実際に上方の窓を埋めるかどうか見極める局面となる。


 ただ、長く続いていたボックス相場を下放れたばかりであり、引き続き「下方向」への警戒を怠ってはいけない。下落するからには「何らかの理由」があるはずであり、それを蔑(ないがしろ)にしてはならない。売りサインには即座に反応したい。


<マーケット・ストーリー>

突然の場内アナウンス。「ご心配をおかけして申し訳ございません。本機は安定状態に入っており、無事の着陸を試みております」―--そんな建前だけの言葉、本当に信用していいのか・・・。

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