本日の日経平均は 93.18 円安の 28549.01 円となった。6日ぶりの反落。それでも8日連続の陽線出現となっており、ザラ場中での買い意欲の強さを示唆している。
日経平均の日足ローソク足では、やや下ひげが長い十字足が出現。強弱感の対立を示しているものの、強気相場は継続している。先高観は残っており、目先は上方の窓を目指す動きとなりそうだ。800 円程度の上昇余地があり、本日の下落によって「買い妙味」が増した格好となっている。
東証一部の売買代金は 5 兆 6000 億円と大商い。別に何か特別な材料があったわけではなく、単に MSCI の銘柄入れ替えがあっただけ。季節性の需給イベントであり、特筆すべきことはない。無難に通過したことで、それもまた買い安心感につながると思われる。
投資家は米長期金利を横目に見ながら、「買いポジション」を維持する局面だ。日経平均 は順調なリバウンド相場であり、上昇余地を残す格好。来週にかけてスピードを加速させる可能性はある。
同時に腰折れ懸念も残されている。目先、徐々に上値が重くなっていけば、改めて下方向に動く可能性もある。その場合はチャートが明確に崩れることになり、前回の「ボックス下放れ」の続きが起こることになる。前回の急落は米長期金利の上昇、ハイテク・成長株の売りが主体となっており、その再現が起こるのだ。投資家はそれが来るのか、来ないのか――「半身の構え」で相場と向き合うしかない。
<マーケット・ストーリー>
さあ空気を入れ換えよう。小康状態となったことで、そのチャンスがやってきた。長時間、密閉空間にいれば、徐々に息苦しくなる。心機一転、全員生存をかけて今一度、がんばるときだ。
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