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執筆者の写真Yasushi Kuroiwa

「もみ合いスタート、弱気形状は続くのか」~9/20(朝刊)

 昨日の米国株式相場は小幅安。ダウ工業株 30 種平均は 106.57 ドル安の 34517.73、ナスダック総合指数は 32.05 ポイント安の 13678.19 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 33050 円付近での推移。したがって、本日の日経平均はもみ合いスタートを想定。前日終値近辺から始まると思われる。


 昨日の日経平均は窓を空けて下落。アイランド・リバーサル(離れ小島による相場反転サイン)が出ており、チャートは弱気形状へと転じている。ただ、窓を埋めただけの「需給要因」の可能性もあり、ダマシとなるかもしれない。投資家はもみ合いスタート後に、どちらに引っ張られるかをよく観察する必要があり、その弱気形状が続くのかを見極める必要がありそうだ。



 この弱気形状が継続する場合には、上方の窓が有効な上値抵抗帯として機能することになる。同時に上方のテクニカルの壁がその存在感を発揮し、株価は下値を試すことになるだろう。「もう一度、下振れする必要がある」ということであり、再び需給の改善を待つことになる。


 もちろん、市場の関心は日米の金融政策の行方だ。今晩は米国で FOMC の発表があり、相場は大きく動く可能性がある。特に今回は政策委員によるドット・チャート(金利見通しのグラフ)が発表されることになり、投資家たちは将来的な金融政策を見通しやすくなる。足元では原油高でインフレが懸念されているだけに、この辺の雰囲、ニュアンスを敏感に感じ取る必要があるだろう。「利上げが長引く」ことが意識されれば、日経平均も弱気形状どおり、いったん下値を試しやすくなる。とりあえず重要イベントを前に、投資家は「売りポジション」を維持し、窓埋めの有無、壁の効力などを見極める必要があるだろう。


【本日のレポート銘柄】

ネクステージ<3186>

ソフトバンク G<9984>

メドレックス<4586>など


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